2009年9月20日日曜日

彩りプロジェクト、地域内交通試験運転を行いました。





8月14日、波多地区毎年恒例の「波多街道夏祭りが夏祭り実行委員会の主催で開催されました。
今年は、浜田市から石見神楽の皆さんの神楽の上演でした。
小さい子どもさんの舞い、から雄大な蛇の舞と、夏の夜を楽しませていただきました。

その他にも、子どもみこし、若者で行っている夜店、お楽しみ抽選会、展示とお楽しみが盛りだくさんの夏祭りでした。

そのイベントにこられる波多地区の皆さんに利用していただこうと、かねてから話題に上がっていた地域内交通の試運転を行おうと、彩りプロジェクトで計画しました。

 遠距離で祭りに行きたくても行けない方、家族がいても帰りの時間が間に合わない、足腰が悪くて出かけられない、夜遅くに歩いて帰ることが不安、という方に利用していただければという主旨です。

まず、自治会ごとに利用者の希望を取り、送迎の配車や時間帯をきめ、お知らせしました。

希望は12名あり、イベントが始まる時間に間に合うよう2回にわけて、地域を回りました。

利用し戴いた方からは、
・ゆったりと余裕を持って出かけられてうれしかった。
・足が悪くて祭りには出られないと思っていたが、送迎のお蔭で出かけられて助かった。
・こういうシステムがあれば助かる
・来年もやって欲しい
                           など、よろこばれました。



実際行ってみて、少しの時間の送迎、困ったなあというときのたすけ舟として地域の方々の手助けになるような仕組みがないといけないなあと感じました。

これは、交通だけでなく日頃の生活の中で高齢の方、独り暮らしの方、身体の不自由な方の手助けになるような地域上げてのしくみつくりが欲しいと思いました。

行政において、様々なサービスはありますが、手の届かない細やかなことは周りにいる地域のみんなでカバーしていきたいものです。

地域全体が、地域の人に関心をもつ、地域を守る意識を持つようになればと思います。
これから、詳細を話し合いアイデアを出し合っていいいしくみつくりができるよう、前向きな話し合いをしていく予定です。




 

おなかいっぱい!!リフレッシュ!夏の自然体験合宿大盛況!

大変ご無沙汰をしておりました。
あっという間に夏が過ぎ、とっぷり秋になってしまいました。波多はすでに朝晩さむーいです。

おなかいっぱい!!リフレッシュ!波多の自然を満喫しよう!

8月4,5,6日2泊3日で行った体験合宿には、雲南市の子ども達総勢41名が参加してくれて、大変にぎやかに楽しい体験合宿のなりました。

宿泊したのは男子18名、女子14名合計32名、波多小学校新校舎開校以来、最高の児童数ではと思います。

初日は始まりの会をして、お昼はそうめん流し、夕食は炭火でカレー野菜は畑でできたじゃがいも、にんじんを使いました。本当は畑で野菜を収穫して・・のはずでしたが、日照不足で野菜が間に合いませんでした。今現在やっと、ピーマン、なすびが大きくなってきました。

始まりの会では、名札と一緒に一人5枚づつ名刺をつくってくばりました。この3日の間に交換をしてお友達をいっぱい作ってください。というメッセージとともに・・当然みんなに配るのにはたりませんので、自由時間に人数分を自分で作って渡していました。「年賀状だそっと」という声も聞かれて、これで少し緊張していたみんなの顔もほぐれたようでした。

夕食の後は、三瓶自然館サヒメルへ星の観察に行きました。あいにくの曇り空、あの雄大な屋根が移動して空が見えてくる仕組みや、大きな天体望遠鏡で見られなかったことが残念でしたが、プラネタリュウムでゆったりと星のお話を聞きました。中には熟睡しちゃった子も・・いました。               

                                                             野菜がもっと取れるはずだったんですが。トマトは、とっても甘かったですよ。








2日めは、今回のメイン「ふれあいの里奥出雲公園」での体験です。快晴の中1時間掛けて歩いて公園に行きました。

竹の伐採に行く班と、ヤマメの塩焼きの準備をする班と分かれての活動でした。順番にのこぎりで竹を切り、竹が倒れてくるときは、「おー」と歓声と拍手でした。その竹で、竹ご飯の筒とお皿を作りました。ヤマメはとっても生きが良くて、竹串を刺すのが難しいし、第一かわいそうが先にたってさせない子もいました。やさしいです。食べることもできなかったかな・・。

午後は、2時間自由に遊んで、最後は花壇の草取りを手伝って、お世話になったスタッフの皆さんにお礼を言いました。帰りも歩いて帰り、途中にある「波多温泉満壽の湯」でお風呂につかって、疲れを癒しました。夜は、お楽しみ、花火と金魚すくいを楽しみました。





































                                   














 最終日は、環境学習です。EMダンゴを作りました。つくって1ヵ月後くらいに川の水が汚れていそうなところに投入し、波多の川の水をきれいに保とうと言う考えです。効果はすぐには現れませんが、川の下流の水がきれいなまま保たれるように、上流に住む私たちから気をつけましょう、という気持ちです。

最後は、またそうめん流し。今度は細い麺から太い麺、きゅうりやトマトも流れて楽しく食べました。

今回の合宿で、波多以外の雲南市の子ども達に波多を知ってもらうことで、また家族で遊びに来て欲しいという気持ちで企画しました。活かせばもっと活用できることが、波多には潜んでいると思います。

近くにある施設や自然を、子ども達のためにいつまでも活用できるよう、守っていくのが大人の私たちの役目であるとも感じます。

将来を担う子ども達に、自分の周りにあるその良さに気づいてもらえればうれしいと感じます。



終わりの会で、「まだまだ泊りたい人」というとほとんど全員が元気よく手を上げてくれました。感想の中には、「自分のことを自分ですることは大変だったけど、楽しかった」「違う学校の友達がたくさんでいてうれしかった」「竹を切ったり、お皿を作ったりたくさん経験できてよかった」「楽しくないこともあったけど友達もいたのですぐに楽しくなったという子ども達の声。家族の方からは。「頼もしくなって帰ってきた」「すごく楽しかったといってました。」「よい体験をありがとうございました。」など、うれしいお言葉をたくさん戴きました。

プログラムには、自由な時間をたくさん作っておきました。その時間を自分で考えて充分に遊んでもらいたかったからです。子ども達は汗びっしょりで遊び、夜は語り合い、困っている友達はたすけ合い、子どもたちのほんとの姿を見た気がしました。

自然な姿に戻れる時間、体験を、毎年続けられたらいいなと思っています。