2009年12月5日土曜日

彩りプロジェクト交通試行運行開始しました。

すっかり秋も深まり、紅葉の時期をとっくに過ぎてしまった波多地区です。 
初雪も観測し、そろそろ冬支度です。


さて、記事は少しさかのぼります。
以前から、彩りプリジェクトで検討されていました「地域内交通システム」を今年度、試行運行の運びとなりました。
9月中旬に、地域の方へ「運転手募集」をし、声掛けも含め30名の方に登録をお願いすることができました。車両はリース契約、保険に加入し、運転手さんのボランティア活動保険加入し、10月10日に「運転者連絡会」と車の試乗を行いました。
       運転者連絡会議です。
  【運行方法】

 手数料として1回200円(ガソリン代などの実費程度)、5枚つづりのチケット購入してもらう。 

 運行時間 毎週水、金、土午前7:00~午後5:00まで、前日の午後5時までに予約をする。   (特別に、イベントの時にも要請があれば運行)

 運行場所は、波多地区内のみ行う。

【目的】

 自ら交通手段を持たない方、公共交通の手の届かない時間帯、地域を対象にしています。

 引きこもり防止や、一人暮らしの方への支援を目的としています。

 今年度は、あくまでも試行運行ですので、利用者、地域の意見要望を聞きながら運行機能を

 改良していきます。


 さて、運行開始は10月16日(金)予約受付開始、10月17日(土)運行開始です。

この日を選択したのは、10月18日(日)に行われた「波多温泉満壽の湯」の温泉祭りを狙ったものでした。予約10名、温泉を3往復し、初運転を飾りました。

             初の運転手さんです。

      初めてのお客様。温泉までは3.5㎞あります。「毎年、行くのをあきらめているんだけど、今  年は出かけられてうれしい。助かります。」と言って下さいました。

 車の名前は「たすけ愛号」です。波多コミュニティ協議会の組織に以前からあった「たすけ愛部会」というものがあります。これは、主に集落で葬儀を行う場合、高齢化や人口減少で人手が足りない時に波多地区内で登録しているボランティアの方が手助けにいく、というシステムです。そこからきています。

この「たすけ愛」部会も、ボランティア登録の方の高齢化などで、今現在休止中です。この事業を機会に地域内交通を含めた、地域のあらゆる助けあい機能をもった「たすけ愛部会」が復活すれば良いと思っています。

現在(12月5日現在)、平均週に1,2回、2,3人の方が利用してくださっています。大勢の方の利用が目的ではありませんので、本当に困った時の助け舟として長続きしていけばよいと思っています。

今後、維持管理についても課題になってくると思います。地域の皆さん全体で考えていかなければと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿